こんにちは。たい子です。
非正規公務員のボーナスが拡充されるというニュースがありましたね。
非正規公務員は、昔は嘱託職員とか臨時職員と呼ばれていたのが、2020年から会計年度任用職員という名前に変更になりました。
「会計年度任用職員はやめたほうがいい」という話も聞きますが、実際はどうなのでしょうか。
非正規公務員なんてやめたほうがいい!
それでもあえて、会計年度任用職員がよくて働いている人もいるんじゃない?
会計年度任用職員で働いている人はどう思っているのか体験談を聞いてみたい!
今回は、会計年度任用職員をしていた人の体験談から非正規公務員のメリットを考察してみました。
非正規公務員のボーナスが拡充される
早ければ、2024年から非正規公務員(会計年度任用職員)のボーナスが拡充されるそうです。
総務省は、自治体で働く単年度契約の非正規職員(会計年度任用職員)のボーナスを拡充する方針を固めた。公務員のボーナスは期末手当と勤勉手当で構成。会計年度任用職員には期末手当しか支給できないが、正規職員や国の非正規職員と同じく両方を支給できるようにする。格差是正が狙い。地方自治法改正案を通常国会に提出、早ければ2024年度から適用する。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c97ea6451c3eef6924aab58fe92a1e6ad64c1cf1
会計年度任用職員のボーナスは、
期末手当しかもらえなかったけど、
勤勉手当ももらえるようになるみたいよ。
これは、会計年度任用職員の方には嬉しいニュースですよね。
2020年4月時点で、全国に会計年度任用職員として働く人は、約62万人いたそうです。
現在は、新型コロナウィルス対応で役所の業務が逼迫しているので、会計年度任用職員はもっと増えていそうですね。
そもそも、会計年度任用職員ってどんな待遇なの?
会計年度任用職員というのは聞き慣れない名前ですよね。
まずは、会計年度任用職員について簡単に説明していきます。
これまで「嘱託職員」や「臨時職員」と呼ばれていた非正規公務員が、2020年から「会計年度任用職員」に変わりました。
この会計年度任用職員に変わった時に、期末手当がもらえるようになり、処遇改善になったと言われています。
今回の業務手当支給でさらに処遇改善につなげるということですね。
筆者の公立病院で働いているので、会計年度任用職員の方は周りにいます。
正規職員より15分早く業務終了しますが、それ以外は、正規職員と同様の業務をしています。
ボーナスで業務手当がもらえていなかったなんて知らなかったので、驚きました。
業務手当もらえるのともらえないのとではボーナスの額は全然違います。
そんなに給料面で差をつけているなら、もっと業務量にも差をつけるべきだと個人的には思います。
会計年度任用職員の体験談
実際のところ、会計年度任用職員で働いている人はどのように感じているのかが気になるところですよね。
筆者のまわりには会計年度任用職員として働いている人が数名いるので生の体験談を紹介します。
会計年度任用職員で働ける3年間は
正規職員に合格させてくれない
正規職員になる気持ちがある人だから、やめないだろうという強気の態度で、正規試験を合格させないなんてひどすぎると思いました。
結局、安い給料でなるべく長く働いてもらおうという経費削減なのかもしれませんね。
自分だったらそんな目にあいたくないです。
正規職員になりたいから辞めるわけにはいかないし、我慢するしかないのが現状なのですね。
フルタイムで働けるけど、勤務時間が15分短いためパート扱い
だから退職手当はもらえない
体験談をみていると、会計年度任用職員の待遇の悪さが目に付きます。
同じ仕事をしているのに、年休や夏期休暇、ボーナスに差があるのは、働いていてやる気がわきませんよね。
この待遇の悪さが、非正規公務員はやめたほうがいいと言われる理由でしょうか。
勤務時間を15分短くすることで週38時間45分未満として、パートの勤務時間となるように調整しています。
結果、退職手当がつかず、組織としては人件費削減しているわけですね。
SNSでも会年度任用職員の待遇の悪さに対する同様の世間の声がありました。
一昔前、臨時職員と言われていた頃は事務の補助的なお仕事でしたが、会計年度任用職員となってからは、正規職員と同等に仕事をしています。市長決裁の回議書をあげることもありますし、休日出勤、時間外の地元説明会にも行くこともあります。なのに給料も賞与も少なく、退職金も出ない。雇用期間は基本1年、最長5年。6年目には1年目の給料まで減額される。いいように使われてます。まあ、公務員試験を受けたわけでは無いので、その差は致し方無いのかもしれませんが、正規職員でも仕事ができない人っているので、その点はイラッとします。仮に会計年度任用職員を無くしたら…絶対正規職員だけでは、人数増やしても業務は回らないと思います。2、3年で異動する正規職員は、今を凌ぐことしか考えてなくて、面倒なことは次の人に先送りにしてますから。仕事の向き合い方、成果を見て、賞与など公平に出していただきたいですね。
引用元:yahoo!ニュースコメント
公務員は年齢制限が厳しいので、正規職員で働きたくても働けない人がいるのも現状です。
仕事ができるにもかかわらず年齢制限の問題で会計年度任用職員で働いている人は多いのかもしれません。
業務量や貢献度に応じて柔軟に対応してもらえると、会計年度任用職員の人も気持ちが救われますよね。
現状は、残念ながら、会計年度任用職員はいいように組織に使われているというようにしか感じません。
しかし一方で、あえて会計年度任用職員を希望して働いている人もいました。
会計年度任用職員は業務以外での責任のある仕事がないから気がラク!
給料が安くても割り切って仕事しているよ〜!
会計年度任用職員の待遇面を見ていると、デメリットばかりに目がつきましたが、あえて会計年度任用職員を希望して働いている人もいるんですね。
待遇の悪さと給料面を割り切ることができれば、非正規職員として働くことは、気楽に仕事をしたい人にはメリットと感じることがあるのかもしれないです。
結婚していて旦那の収入があるためそんなに稼がなくてもいい人や、子育て中で残業できない人などには気楽でいいのかもしれませんね。
確かに、パートやバイトよりは、会計年度任用職員は待遇はいいですし、正規職員との待遇の違いを割り切って働ける人にはオススメです。
会計年度任用職員(非正規公務員)のメリットはあるのか
それでは、会計年度任用職員(非正規公務員)のメリットはあるのかどうかについて考えていきましょう。
体験談から考えてみると、正規職員と同様の待遇や給料面を望んでいる人には、デメリットに感じることばかりのようです。
同じ仕事をしてなぜこんなに待遇が違うのかという気持ちになりますよね。
正規職員になるまでの我慢と思って耐えている人が多いのではないでしょうか。
2024年に会計年度任用職員のボーナスが拡充されて業務手当がつくようになったとしても、待遇の悪さによる負の感情が改善するとは思えません。
会計年度任用職員を廃止して、全て正規職員にすればこんな問題はないと思うのですが、無理な話ですね(笑)
しかし、中には、希望して会計年度任用職員として働いている人もいるので、一概に非正規公務員はやめたほうがいいとは言えないと思います。
会計年度任用職員のメリットとしては、
これくらいは考えられるのではないでしょうか。
割り切って気楽に公務員として働くには、会計年度任用職員はメリットのある仕事だと思います。
子育て中の方や、結婚していて旦那の収入が安定している人にとっては、オススメと言えそうです。
会計年度任用職員のメリットとは|まとめ
会計年度任用職員の体験談とメリットについてまとめました。
今後の会計年度任用職員の処遇改善の動きに注目ですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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